トイレの照明のスイッチは、遅れタイマー付きの換気スイッチと共用になっていることがあります。
そのスイッチを取り替えます。
現在付いているものは、パナソニックのフルカラーのWN5276で、スイッチを入れたときに照明と換気扇が回り、スイッチを切ったときに照明が切れ、3分後に換気扇が切れるというものです。
これを電子式のコスモシリーズワイドのホワイトのWTC5383Wに交換します。フルカラーとコスモシリーズというのはパナソニックのスイッチの系列です。
今回は、WN5276を取り替えるわけですが、もっと古くて廃盤になった同じ遅れタイマーの別の型番も同じく取り替えられます。また、同じ新品のWN5276に交換するにも参考になりますし、WTC5383W同士を交換する場合も参考にしてください。
交換準備
壁が汚くて恥ずかしいのですが、これがWN5276です。
このスイッチは中にゼンマイが付いていて、スイッチを入れる力でゼンマイが巻かれ、スイッチを切った3分後に換気扇が切れると言う構造になっています。
ですから、入れるときに軽い抵抗があり、また機械部品がスイッチに組みこまれていますので、機械的な寿命があり、まあ、10年ぐらいで壊れることが多いようです。
楽天で購入したのは、電子スイッチのWTC5383Wと、プレートのWTC7101Wです。巻末に購入説明。
今回、フルカラーからホワイトにデザイン系列を変えますし、そもそもスイッチの大きさが全く違いますので、プレートも交換が必要です。
プレートの角が丸くなっていますが、これが角が付いているスクエアのプレート必要な場合は、WT8101Wを購入してください。家の他のスイッチのプレートと似たものを選んでくださいね。
ちなみにフルカラーのミルキーホワイトとコスモシリーズのホワイトは、色は似ています。違いはプレートの厚みです。
今回、プレートも交換します。
箱から出したところです。保護用の薄いビニールが貼ってあります。
大きなスイッチですね。スイッチボックスには必ず入りますので、安心して下さい。プレートのWTC7101Wのカバー部分に合わせてみた所です。大丈夫です。ちゃんと入ります。
配線図が入っています。WN5276の配線と同じですので、同じように付けるだけですよ。
片側が電源側で、片側が換気扇とライトの電源送りです。換気扇の接点には、FANと書いてあります。逆に付けた場合は、換気扇が瞬時に切れ、照明が遅れて切れますので、入れ替えて下さい。
また、別々のスイッチになっていて、今回、WTC5383WやWN5276に交換したい方は、参考にしてください。
説明書も付いています。
スイッチを押すと、換気扇と照明が付き、赤い表示灯が付きます。再度スイッチを押すと照明が切れ、換気扇は回っており、表示灯は消灯します。一定時間後に換気扇が切れ、表示灯は緑で点灯します。
それから、スイッチのハンドル、つまりスイッチの表面の外し方が書いてあります。外した中に何分後に換気扇を止めるかの設定があります。0分から5分まで伸ばすことが出来ます(初期設定3分)
スイッチ交換
いよいよ取り替えますが、必ずブレーカーを切って行って下さい。感電の危険があります。
古いスイッチのプレートを取り外そうとしています。
下に切れ込みがありますので、細めのマイナスドライバーでこじります。施工が適当で上下が逆になっている場合は、切れ込みが上にあります。
プレートのカバー(蓋)が外れました。次ぎに枠を外します。上下の小さなネジを外します。
上側と下側にある枠のネジです。簡単に外れます。
いよいよ、スイッチボックスにスイッチを取り付けている、取付金具を外します。取付金具と言いましたが、これはプラスチックです。
金具とプラスチックの両方がありますが、以前、家では全部プラスチックに交換しています。プラスチックの場合、なんと言うのでしょうか?
取付金具を外した所です。プラスチックの取付金具?は、どこかにスイッチを押さえているところがありますので、マイナスドライバーでこじってスイッチを外します。
金属の場合も同じです。
しかし、電子スイッチのWTC5383Wの場合は、取付金具が本体に付属していますので、実は外す必要はありません。
直接WN5276の配線を外せば充分です。今回は金具が邪魔だったので外しましたので、一応、説明だけしておきます。
WN5276の本体に配線図がありますが、WTC5383Wと全く同じ配線です。片側が共通結線の電源側で、反対側にランプとファンがあります。
配線は必ず間違えないようにマジックで印を付けるなり、一本ずつ取り替えてください。どれがどれだったか訳が分からなくなると面倒です。
配線の外し方は、配線が差し込んである穴のそばの細長い穴にマイナスドライバーを差し込んで押します。
すると、簡単に外れます。
片側が電源側で、2つ穴がありますが、一本だけ電線が差し込んであります。内部で共通して結線してありますので、どちらでも同じです。
反対側には、照明と換気扇の電線が刺さっています。
少し分かり難いのですが、下の白い配線の穴のところにFANの刻印があります。こちらが換気扇用です。
すると、もう一つの黒い電線は照明です。
0と刻印があり、共通して結線してある方(写真左)が電源側です。反対側の2と刻印していてFANと刻印してある所(写真右上)が換気扇側です。するとその下の穴は、照明です。
0と刻印のある電源側に電線を差し込んだところです。取り外した電線間違えないようにしっかりと差し込めば固定されます。間違えた場合は、長穴にマイナスドライバーを押し込んで外して下さい。
電源側は2つ穴がありますが、どちらに入れても同じです。換気扇(FAN)と照明は間違えないようにWN5276と同じように差し込んで固定してください。
結線しましたら、WTC5383Wのスイッチハンドル(蓋)を外します。WN5276同士の交換の場合は、取り付けます。
スイッチハンドルは、説明書にあるように操作側から外します。スイッチを押して大きく動く側です。ハンドルというように反対側はチョウツガイになっています。
外した所に遅れタイマーの設定ダイヤルがあります。(設定しない場合も外さないと取付が出来ません。)
WTC5383Wには、取り付け金具が始めから本体にくっついています。ですからスイッチハンドルを外さないと取り付けられません。
最初に取付金具を付けていたネジを使って、スイッチボックスに止めます。
長穴になっていますので、調整してまっすぐに取り付けて下さい。
スイッチボックスに取り付けたら、先ほど外したスイッチハンドルを取り付けます。
今度は逆に操作部の反対側のチョウツガイの部分から取り付けます。チョウツガイ部分が正確に差し込まれているかよく見て嵌めて下さい。
次ぎにWTC7101Wのプレートの枠を取り付けます。これにも上の表示がありますので、上下を間違えないようにしてください。
プレートを取付、スイッチハンドル(スイッチのところの)保護フィルムをめくったところです。
表示ランプが消えていますが、スイッチを入れて、消して、換気扇が時間通りに止まるかテストをしています。
廃材です。今回、WN5276を電子スイッチのWTC5383Wに取替していますので、これだけ出ています。WN5276同士、WTC5383W同士の交換なら、プレートは共通して使えます。
購入
購入にあたって、プレートは、100円ぐらいですので、スイッチを買う同じ店で買ってください。プレートを扱ってない店でスイッチだけ買うと面倒です。
同じスイッチ同士を交換する場合でも、安いのでプレートも新しくすると変色した色違いが起こらず綺麗です。
プレートは、今回、紹介した角が丸い、WTC7101Wと、角が四角いWT8101Wがあります。
楽天の電材屋
パナソニック電工 【コスモシリーズ ワイド21】 埋込電子トイレ換気スイッチ 照明・換気扇連動形 換気扇消し遅れ0-約5分可変形 ホワイト WTC5383W
パナソニック スイッチプレート ラウンド 1連用 ホワイト WTC7101W
パナソニック スイッチプレート スクエア 1連用 ホワイト WT8101W
旧来のWN5276を購入する場合は、
パナソニック電工 【フルカラースイッチ】 埋込トイレ換気スイッチ (換気扇消し遅れ3分) WN5276
その他、楽天で、
Amazon
パナソニック(Panasonic) 埋込電子トイレ換気スイッチ(照明・換気扇連動形) WTC5383W
パナソニック(Panasonic) 埋込トイレ換気スイッチ WN5276
Amazonは、執筆時現在、Amazon本体ではプレートを売っていません。Amazonで売っている業者はスイッチが高いところばかりで、お奨め出来ません。
良いところを探して見てください。
楽天では電材屋が良いと思います。